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なぜ技能実習生はミャンマー人がおすすめなのか?

ミャンマーは、技能実習生の新たな主要送出国として注目を集めています

ミャンマー人技能実習生の数は、2013年は1,700名程度でしたが、2022年には15,000名を超えており、10年間で約10倍にまで増加しています。
ベトナムや中国などの主要送出国の実習生が減少している中、これほどの増加率をみせている国は他にありません。

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次なる主要送出国として期待と注目を集めているミャンマーについて、国民性やその特性、そして技能実習生としてお勧めされているその理由まで詳しく解説していきます

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この資料でわかること
送出し国ミャンマー
政変の影響
ミャンマー人が日本を選ぶ理由
実習生の募集方法

01 技能実習生送出国ミャンマーについて

技能実習の送出国ミャンマーとはいったいどのような国なのでしょうか。
まずは、基本情報からみてみましょう。

01-01 地理

ミャンマーは東南アジアの西側にあり、タイや中国、インドなどと国境を接しています。
国土面積は68万平方キロメートルで、日本の約1.8倍です。

wikipediaより:ミャンマーの国土

ミャンマーの最大都市は南部に位置するヤンゴンです。
ヤンゴンはかつて首都でしたが、人口増加等による交通渋滞や道路の破損、水道システムの不良などから、首都のインフラとしては不十分な環境になってしまいました。
こうした理由から、ミャンマー政府は2006年に中央部に位置するネーピードーに首都機能を移転させました

01-02 人口

ミャンマーの人口は5,141万人で、日本の約半数です。
国民の平均年齢は27歳と若く、人口は増加の一途をたどっています

人口ピラミッドは以下のように三角形の形をしており、若い労働人口が多いことがわかります。
若者人口の少ない日本と比較すると、ミャンマーの若者の多さがよく分かるのではないでしょう

ミャンマーと日本の人口ピラミッドの比較

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01-03 言語

ミャンマー公用語はビルマ語です。
ミャンマーは多民族国家ですが、全体の70%以上を占めるビルマ族の言葉が公用語として採用されています。
「こんにちは」はビルマ語で「မင်္ဂလာပါ」(ミンガラバー)」といい、時間帯に関係なくあらゆる場面で使える挨拶として使われています。

また、ビルマ語の特徴として、言葉の並びが《主語》→《目的語》→《動詞》となっており、日本語と文法が共通しています

例えば、ビルマ語で「ご飯食べ終わったか?」と聞く場合、「タミン、サー、ピービー、ラー」となり、それぞれ「ごはん、食べ、終わった、か?」と日本語の文法とまったく一緒になります。

めしくったか

日本語の単語を覚えて置き換えるだけで日本語として成立するため、ミャンマー人は他の国と比べて日本語の習得が早い傾向があります

01-04 宗教

ミャンマー人の約90%が仏教徒です。
仏教の中でも「上座部仏教」という、出家し修行を行うような信仰を基本としています。

ミャンマーでよく見られる光景に「托鉢(たくはつ)」があります。
出家した人は、生計を立てるための労働は行なわず、代わりに信徒や社会の人々から食物や必要な物資をもらいます。
在家信徒にとって、托鉢は修行者に施しをする機会であり、自分の徳を積む機会でもあります。

托鉢行列

日本のように、仏像やお地蔵さんに手を合わせて願う「大乗仏教」とは異なりますが、考え方に大きな違いはないため、日本人と近い感覚を持っているといえるでしょう。

仏教徒の他にも、少数のイスラム教徒やキリスト教徒がいます。

01-05 食べ物

ミャンマーの国民食といえば、なまずなど魚のスープと米粉の麺でできたモヒンガーが挙げられます。
朝ごはんの定番として、よく屋台などで食べられます。

モヒンガー

また、お茶の葉と豆のサラダのラペットゥ、ミャンマー風のカレーのヒンなどが、代表的な料理として知られています。

ミャンマー料理は一般的に辛くて脂っこい印象がありますが、地方部では発酵食品などヘルシーな料理もたくさんあります。
地理的に中国やインドの影響を大きく受けていますが、国土が広く他民族国家であるミャンマーは食文化も多様で、各地域に様々な伝統料理があります。

01-06 平均収入

JETROの調査によると、ミャンマーの製造業に従事する労働者の平均賃金は月給12,000円程度です。
しかし、国民の半数以上を占める農業従事者はこれよりも低いと考えられ、周辺国と比較しても低水準となっています。

最低賃金は日給で320円程度です。
仮に月に20日働くとすると月給が6,400円となりますが、ベトナムの最低賃金は月給で27,000円となっていますので、ミャンマーの賃金水準の低さがお分かりいただけるのではないでしょうか

ミャンマーは2010年代から東南アジアの「ラストフロンティア」として、経済発展が期待されていました。
しかし2021年に起こった政変の影響で経済成長にブレーキがかかり、周辺国と比べて経済発展で遅れをとっています。

02 技能実習生への政変の影響

ミャンマー人技能実習生の推移

ミャンマーといえば、2021年に発生した政変を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

政変直後は混乱が見られましたが、2022年頃からは大きな影響はなく、「政変の影響で実習生が来日できない」といったことはありません

政変以降、ミャンマーは各国から経済制裁を受けて経済的に困窮しました。
失業者は一時200万人を超え、多くの若者が国外に仕事を求めるようになりました。
日本での技能実習もその選択肢の一つとなり、政変以前よりも技能実習希望者が増加しています

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03 ミャンマー人の国民性

続いて、ミャンマー人の国民性についてみていきましょう。

03-01 ミャンマー人の国民性① 親日

ミャンマーは親日の国として知られています。
日本のアニメやマンガなどがミャンマーでも広まっており、日本に親しみを持つ方が多い理由となっています

また、日本政府が経済的な援助を行っていることも、日本に親しみを持っている理由の一つです。
日本政府はミャンマーへの援助を積極的に行っており、鉄道や水道などのインフラが日本の援助によってもたらされています。

03-02 ミャンマー人の国民性② 温和で穏やか

ミャンマー国民の多くは敬虔な仏教徒で、その教えに従って生活を送っています。
仏教の教えはミャンマー国民の人柄にも表われていて、温厚で穏やかな性格がミャンマー人の代表的な性格といわれています

03-03 ミャンマー人の国民性③ 家族を大切にする

ミャンマーは日本のような核家族ではなく、親族一同で一緒に住むことが一般的です。
親だけでなく、祖父母のことまで考えて行動をする人が多い傾向にあります。

来日したミャンマー人実習生に話を聞くと「家族のために一所懸命がんばる」といった答えが多く返ってきます。

03-04 ミャンマー人の国民性④ 目上を敬う

ミャンマーでは小さいころから目上の方を敬うように教育を受けています。
これも仏教の教えの一つです。

仏教では他者を尊重し、謙虚な態度で接することを重要視しています。
目上の人は経験や知識を持っている存在であり、特に尊敬の念をもって接することが求められています。

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03-05 ミャンマー人の国民性⑤ しかられ慣れていない

前述の通り、ミャンマー人は温和で穏やかな性格であり、人に対してしかりつけるという習慣がありません。

ミャンマー人は他人に対しても思いやりを持ち、穏やかなコミュニケーションを心掛ける傾向があり、しかられることに慣れていません。
特に他の人の前で大声で注意をされてしまうと、個人の尊厳が傷つけられたと感じてしまう人もいます

03-05 ミャンマー人の国民性⑥ さみしがり屋が多い

ミャンマーでは家族やコミュニティとの絆が重要視されています。
そのため、一人でいることや孤独を感じることを避ける傾向があります。

友人や家族との交流だけでなく、職場での交流も大切にしています。
また、他人のさみしさや孤独を感じた場合は積極的に支えようとします。
ミャンマー人の温かさと絆の大切さが伺えますが、逆にそういったフォローがない場合は、孤独を感じやすい傾向があります。

04 ミャンマー人技能実習生の特徴

技能実習生としてのミャンマー人について、特徴を3つ挙げて解説いたします。

04-01 ミャンマー人技能実習生の特徴① 高い日本語能力

ビルマ語と日本語は文法が似ており、ミャンマー人にとって日本語は習得しやすい言語です。

また、経済的な事情からも日本に行くモチベーションが非常に高いため、日本語学習への意欲も高い傾向があります
送出機関や日本語学校にも学習意欲が高い候補者が多く集まるため、日本語学習には非常によい環境にあります。

このような理由から、他国の技能実習生と比べミャンマー人技能実習生の日本語能力は高い傾向があります。

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04-02 ミャンマー人技能実習生の特徴② 上司をうやまう

ミャンマーの国民性で「目上の人を敬う」ことを挙げましたが、これは技能実習生の配属先企業においても当てはまります。
社内の目上の人にあたる上司を敬うため、素直に指示に従い、真面目に仕事に取り組む実習生が多い傾向にあります

04-03 ミャンマー人技能実習生の特徴③ 高いホスピタリティ

ミャンマー人は、困っている人を助けたいという考えを持っています。
これは仏教の教えにも含まれており、人を助けることは徳を積むことと考えられています。

このような強いホスピタリティ精神から、ミャンマー人技能実習生は介護職に非常に適しています
現地でも技能実習の職種では介護職が人気であり、希望者の多い職種の一つです。

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05 ミャンマー人技能実習生を受け入れる際のポイント

ミャンマー人技能実習生を受け入れる際は、以下の2つのポイントに気を付けましょう。

05-01 実習の指導方法に気を付ける

ミャンマー人の特徴として、「しかられ慣れていない」ことを挙げられます。
しかられることで萎縮してしまい、実習に対するモチベーションが低下してしまう恐れがあります。

仕事上どうしてもしからなければならない場面があれば、できるだけ個別に呼び出し、しかられる理由が分かるように注意をしましょう
また、全体に周知する必要がある時は、やさしい口調で伝えるようにしましょう。

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05-02 私生活のフォロー

ミャンマー人技能実習生の受入れを成功させるためには、私生活のフォローも欠かせません。

さみしがり屋の方が多く、家と職場の往復だけでは、寂しい思いをしてしまう実習生もでてきます。
ミャンマー人技能実習生が社員の方と交流を持てるよう、普段から意識的に話しかけたり、社内でイベントを開催したりするなど、積極的に関わるようにしましょう

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06 ミャンマー人技能実習生をお勧めする理由

ここまでミャンマーの基本情報やミャンマー人技能実習生の特徴を紹介しました。
改めて、ミャンマー人技能実習生をお勧めする理由を2つご紹介いたします

06-01 高い日本語能力

ミャンマー人技能実習生の大きな特徴は、高い日本語力です。

コミュニケーションを取るためには日本語能力は必須ですが、「日本語で会話できるか不安」「実習生がいるが、日本語が話せなくて困っている」といった不安や悩みをよくうかがいます。

ミャンマー人技能実習生であれば、他の国と比べて日本語能力が高いため、言葉の不安はそこまで大きくはないでしょう。

また、エヌ・ビー・シー協同組合でミャンマー人技能実習生を受け入れる場合は、JLPT(日本語能力検定)4級の模擬試験に合格してから日本に入国します。 一定の日本語能力が保障されるため、企業様も安心して受入れができるのではないでしょうか

06-02 日本人によく似た性格

ミャンマー人は日本人と似た性格を持っており、職場にも馴染みやすい傾向があります。

礼儀正しく、謙虚で、協調性のある方が多く、こうした性格を持つミャンマー人技能実習生は、日本の会社からも歓迎されるのではないでしょうか。

また、文化や宗教観が日本と近しいものがあるため、日本人にとってもミャンマー人とふれあうことに抵抗がないともいえます。
文化や宗教観で親和性が高く、職場環境にも馴染みやすいというのは、外国人材を受入れる上で大きなメリットになります。

07 まとめ

技能実習生の新たな送出し国として注目を集めているミャンマーについて解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
日本語能力の高さや日本人によく似た性格から、多くの企業でミャンマー人技能実習生が選ばれています。

技能実習生を受け入れる際の国籍で悩まれている方は、ミャンマーを選んでみてはいかがでしょうか。

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