新型コロナウイルス感染症のために様々な制限が今も続いています。
その際たるものが「移動の制限」ですが、その制限を克服すべく取り入れられた「新しい生活様式」が『オンラインでの活動』です。
01 【メリット豊富】技能実習生のオンライン面接 ~エヌ・ビー・シー協同組合の場合
技能実習生の選考は、現地で直接会って面接するというケースが一般的でしたが、「移動の制限」を克服するために、現在ではオンラインで日本と現地をつないで面接がおこなわれています。
01-01 メリット1 場所と時間の調整が楽
オンライン面接は、エヌ・ビー・シー協同組合の本部事務所がある品川でおこないます。
海外の現地送り出し機関までの移動の必要がなく、また時差もないので、スムーズな面接が可能です。
01-02 メリット2 移動コストが軽減
移動にかかるお金は、基本的に品川までの交通費だけです。
現地までの渡航費や宿泊費などと比較すると、大幅なコスト軽減です。
01-03 メリット3 複数人数での面接が可能
時間とお金がかからなくなったことで、受入企業さまでもより多くの人数が面接に参加できるようになりました。
より多くの「目」で選考できるので、自社にあった実習生を選びやすくなったそうです。
また、経費などの関係上、決まった人しかなかなか参加できなかった技能実習生の現地面接ですが、オンライン面接で他の方々も参加できるようになり、日本人の面接とは違う、外国人技能実習生の選考に関するノウハウの蓄積もしやすくなったようです。
02 【それでもやっぱり】現地面接のメリット
そんないいことばかりのオンライン面接に対して、現地面接にも当然メリットがあります。
02-01 メリット1 現地の雰囲気が味わえる
わたしたちも外国人技能実習生たちも、同じ人間であることに変わりはありません。
しかし、生まれ育った環境により人間性は違ってきます。
技能実習生が生まれ育った国へおもむき、文化を肌で感じることは、これから3年5年と共に過ごしていく実習生を理解する上で大いに意味があります。
02-02メリット2 技能実習生の家族と面談ができる
エヌ・ビー・シー協同組合では現地面接の最終日に、選考された技能実習生の家族と受入企業の担当者のかたとの面談をおこなっています。
技能実習生の家族に、これから3年間5年間、実習生はどのような場所で暮らしどのような実習をおこなうのかしっかり理解してもらいます。
その説明を受けることで、送り出す家族は安心できますし、実習生の意欲も高まります。
受入企業の担当者のかたも、実習生の家族とのふれあうことにより、実習生に対する責任を改めて感じるといいます。
03 技能実習生の現地面接は今?(※2020年8月末)
例えばベトナムで現地面接をおこなうには、
(1)事前の入国許可書の申請・取得及び査証の申請・取得等
(2)入国の3日から7日前までに日本で実施したPCR検査陰性証明書の提出
(3)医療申告
(4)入国後、14日間の隔離
(5)その間((4))の複数回(通常2回)のPCR検査
このような段階をへる必要があります。
そして現時点では、日本からベトナムへの定期便は運行されていません。
04 目的は「技能実習を成功させること」
現地面接のメリットも大きいですが、オンラインで面接をおこなうことの最大のメリットは、移動をしないことで感染拡大を防ぐことができ、ご自身のみならず、大事な家族や友人、隣人の命を守ることにつながるということです。
「アフターコロナ」はいつ訪れるのか、どのように終息するのか見通すことは難しい現状です。
これからの出入国制限の緩和への準備期間ともいえる今だからこそ、事業継続計画(BCP)を見据えた環境整備に取り組んでいただければとおもいます。
これまでの技能実習計画を見直したい、また、これから技能実習制度を活用していきたいとご検討の企業様は、エヌ・ビー・シー協同組合までお気軽にお問合せご相談ください。