技能実習責任者・技能実習指導員・生活指導員の選任

2018年12月27日

『外国人技能実習制度』とは、「日本で開発され培われた「技能・技術・知識」の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の将来を担う人づくりに協力することを目的とする制度」です。

外国人技能実習生たちは、「技術を習得して母国で起業したい」「家族のために頑張りたい」「日本のことをもっと知りたい」などいろんな目標をもって日本に来ます。
技能実習を効率よくおこなうために、そして技能実習生たちが安心して毎日を送れるように、くわえて技能実習生がもつそれぞれの夢を実現するために、実習実施者において選任しなければならない3つの役割があります。

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【技能実習制度の心得】

【技能実習制度の心得】
この資料でわかること
技能実習責任者とは?
技能実習指導員とは?
生活指導員とは?
選任のタイミング

01 実習実施者において選任しなければならない3つの役割

外国人技能実習生を受け入れるにあたり、実習実施者、すなわち受け入れ企業さまにおいて「技能実習責任者」「技能実習指導員」「生活指導員」を選任する必要があります。

01-01 役割その1「技能実習責任者」

「技能実習責任者」とは、事業所ごとに技能実習を管理・運営する責任者のことです。

過去3年以内に技能実習責任者に対する講習を修了し、実習・生活の各指導員と、技能実習に関わりのある職員を監督できる立場の者が就任します。

技能実習責任者には、

  • ・技能実習に携わる職員を監督

  • ・技能実習の進捗状況を管理・実習生受け入れの準備

  • ・技能実習計画の作成

  • ・帳簿書類の作成・管理・保管

  • ・実施状況報告書の作成・統括・管理

という役割があります。

01-02 役割その2「技能実習指導員」

「技能実習指導員」は、技能実習生に習得させようとする技能に関して、5年以上の経験がある常勤職員が就任します。

複数業種で申請した際にはそれぞれ1名以上必要です。
特に夜勤がおこなわれている実習実施者や、複数の技能実習生がそれぞれ違う現場で技能実習をおこなう実習実施者では複数名の選任が必要です。

技能実習生に対して十分な指導ができ、技能実習生たちの実習内容を充実させるために、5年以上(他の企業での経験も含む)の経験が必要とされています。

01-03 役割その3 「生活指導員」

「生活指導員」は、技能実習生に対して日本での生活上の注意点を指導し、生活状況を把握する役割があります。

生活指導員は、常勤の職員・役員が就任します。

配属前の一カ月間、技能実習生たちは研修センターにおいて、ゴミの出し方や生活習慣に関する研修も受けていますが、住む場所によって多少の差異があることがあります。
入国後研修を受けてきたとはいえ、そもそもが生活習慣や文化が違う国からやって来た外国人なので、予想もしない問題が発生することがあるかもしれません。

エヌ・ビー・シー協同組合では、企業さまを定期訪問するたびに技能実習生と面談をおこない、母国語の話せる担当職員が生活上の問題点などを確認していますが、突発的な問題に関しては生活指導員にフォローしていただく必要があります。

【お役立ち情報:「技能実習指導員」と「生活指導員」なんのため?】

01-04 まとめ

3年間という期間は長いようで短いものです。
今後、技能実習3号や特定技能ビザなどで今よりも長く日本に滞在できるようになりますが、それでも時間は限られています。

その限られた時間で外国人技能実習生がしっかり技術習得できるよう、安心安全な生活が送れるよう、各々の夢が叶えられるよう、実習実施者である企業さまと協力しながら、エヌ・ビー・シー協同組合もしっかりバックアップしてまいります。

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