【技能実習生】コロナの現状は?

コロナウイルスが世界的に蔓延し、日ごとに感染者の数が増していく状況の中で、技能実習生の受入れを延期せざるを得ない、あるいは受入れたくとも入国してこれないという状況におかれた企業様も多々あるかと存じます。

さて、各国で日本への渡航を待っている面接合格者の現状はどうなっているのでしょうか?

コロナ禍での対応~みなさまからのご質問ににお答えします

01 送り出し国の現状は?

世界的な災禍となっていますが、外国人技能実習生の母国である送り出し国の状況はどうなっているでしょうか。

01-01 送り出し国の現状:ベトナム

送り出し国として現在一番人気の高いベトナムでは、送出し機関はほぼ通常の状態に戻っているようで、面接合格者達は日本語などの授業を平常通り受けているようです。

ベトナムはコロナへの危機意識は強く、隔離などの対応が早かったせいか合計300人位の感染者のうち85%は回復していて死亡者数はゼロのようです。

現地が平常といっても日本からベトナムへ渡航する場合は規制が厳しいので、実質的に現地での面接は今はまだ無理のようです。当組合でもWEBでの面接を対応しております。

01-02 送り出し国の現状:ミャンマー

ミャンマーでは、現状は5月末まで送出し機関の活動が政府により停止が命じられている状況のようです。

この制限も場合により延長される可能性があります。

申請手続きなどは個別に進められていて、授業に関してもオンラインで実施されています。

他国同様に航空便が規制されている事と政府の規制もあり、面接の実施は現状は難しい様子です。

ミャンマーでの感染者は200人強で、60%が回復、死亡者は6名ほどで他国に比べると影響は少ないようですが政府からの規制が厳しい現状です。

01-03 送り出し国の現状:タイ、インドネシア、カンボジア、フィリピン

タイ、インドネシア、カンボジア、フィリピンの各国の送出し機関の対応は同じような状況で、候補者の募集及び面接の実施(WEB面接)は可能となっていて、合格者に対する授業はオンラインで実施しています。

タイは3000人近くの感染者のうち96%は回復をしているようで、死亡は60人弱と感染者数からみると被害は少なかったようです。

インドネシアでは24000人弱が感染し、6000人強が回復、死亡は1500人弱という状況ですが、レバラン(ラマダン断食月明けの大祭)期間中の数千万の民族移動に政府が規制をするなどして、地方への感染波及を防ごうとしている様子です。

カンボジアでの120人強の感染、98%が回復をしていて死亡者は現状ゼロです。

フィリピンでは15500人ほどの感染、23%が回復、死亡者は920人ほどの状況です。

各国共に渡航が制限されているので現地での面接は不可ですが、WEB面接は可能という状況です。

02 日本の現状

日本政府が全国的に「緊急事態宣言」を解除しましたが、第二波が襲ってくる可能性も十分あり、コロナウイルス発生以前の状態に回復するのはいつの事かと気が遠くなる毎日です。

完全なる終息にはかなりの時間を要しますので、みなさまにおかれましてもどうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。

02-01 日本の現状:入国できない!

エヌ・ビー・シー協同組合でも『技能実習事業』全体に影響を受けています。

一番大きな影響は、日本に来日が決まっている実習生が入国出来ないことです。

入国出来ない原因は大きく分けて2つあります。

一つは日本政府が外国人の入国に対して制限をかけていることです。

良い意味で解釈をすれば、この制限のおかげで海外からのウイルスの流入を防いでいるわけで、仮に日本に比べて100倍近くもの感染者がいるアメリカから次々と入国していたならば、緊急事態宣言どころではなく想像もつかない惨事になっていた事と思います。

もう一つは各国から日本へ来る航空便が飛ばない(飛べない?)ことです。

もっとも、飛行機が飛んでも日本政府が入国を許可しなければ何の意味の無い事ですが、実際に、一旦は6月末までの日本への運行を取りやめ、さらにこの期限を7月15日までに延長した航空会社もあるほどです。

02-02 日本の現状:出国できない!

日本への入国とは逆に、技能実習を満了した実習生達も各国へ帰国出来ない状況にあります。

航空便の予約は出来るので帰国へと期待は膨れますが、後日、航空会社からの通達で「フライトがキャンセルとなったので日付を変更して再予約」を依頼するメールがくる状態です。しかし、再予約したフライトも、またまたキャンセル。

これを繰り返しているのが現状で、政府は帰国が出来ない実習生達に対し特別なビザを発給して、帰国が可能となる日を調整している状態です。

03 まとめ

緊急事態宣言が解除され、休業要請も段階的に緩和されてきている現状ですが、この惨事は当面のあいだ皆様に影響を与え続ける事と思います。

このような状況ではありますが、当組合としても最善を尽くして皆様と共に窮地を乗り越えていきたいと思います。

各国現地での面接は困難ですがWEB面接は対応が可能です。

ご要望などございましたらお問合せください。

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