外国人技能実習生が日本で行うことのできる活動は、実習実施機関(受入企業)での技術・技能又は知識の修得です。
そのことを担保するため、実習実施機関の要件として「技能実習責任者」、「技能実習指導員」と「生活指導員」を選任することが法務省令で定められています。
→【無料ダウンロード冊子】責任者・指導員の選任と役割について
その中でも「技能実習指導員」、「生活指導員」という2つの「指導員」という役職は、どういった役割があるのでしょうか。
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【技能実習指導3つのオキテ】

- この資料でわかること
- 技能実習指導員はなぜ必要?
- 技能実習指導員インタビュー
- 技能実習でのよくある失敗と対策
- 技能実習を成功させる3つのポイント
01 「技能実習指導員」なんのため?
技能実習生と実習の現場で直接顔を合わせる「技能実習指導員」には、実習をおこなう上での具体的な指導が求められます。
01-01 「技能実習指導員」を選任する目的
「技能実習指導員」は、外国人技能実習生が日本国内で実習をおこなう上で、しっかりと技能・技術が習得されているか、技能実習が計画通りに遂行されているかなどを現場で直接指導するために選任します。
特に、技能実習をおこなう際の安全衛生の留意点をしっかり指導することが求められます。
01-02 「技能実習指導員」の就任条件
技能実習指導員は技能実習の現場で技能実習生を直接指導する必要があるため、その技能について、少なくとも5年以上の経験が必要です。
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1、技能実習法第10条第1号から第7号まで又は第9号のいずれかに該当する者
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2、過去5年以内に出入国又は労働に関する法令に関し不正又は著しく不当な行為をした者
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3、未成年者
以上に該当するものは就任することができません。
02 「生活指導員」なんのため?
「生活指導員」は、特に技能実習生の日常生活上の指導をおこなうために選任されます。
02-01 「生活指導員」を選任する目的
「生活指導員」は、外国人技能実習生の生活上の留意点を指導する目的で選任します。
外国人技能実習生の生活状況を把握し、実習に関わらない部分でも相談に乗るなどして問題の発生を未然に防止することが求められます。
02-02 「生活指導員」の就任条件
生活指導員は実習をおこなう事業所に所属するもののうち、「技能実習指導員」同様、以下の欠陥事由に該当しない者の中から1名以上を選任します。
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1、技能実習法第10条第1号から第7号まで又は第9号のいずれかに該当する者
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2、過去5年以内に出入国又は労働に関する法令に関し不正又は著しく不当な行為をした者
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3、未成年者
エヌ・ビー・シー協同組合には7ヶ国の母国語に対応できる職員をそろえていますので、何か問題がおきたときには担当の職員が対応させていただきます。
しかし、毎日訪問して状況を確認するということはできません。
日々実習生と接する生活指導員のかたに、実習生の生活で問題がおきないよう、日常的にケアをしていただく必要があります。
03 まとめ
エヌ・ビー・シー協同組合では、技能実習指導員の説明会を定期的におこなったり、技能実習指導員のガイドブックを作成するなど、技能実習をおこなううえでの様々なサポートをおこなっています。
これからも、実習実施者である企業さまとしっかり連携をとりながら、技能実習がつつがなくおこなわれるよう責任をもって対応していきます。