今回は、千葉県野田市で建築板金の実習をがんばっているカンボジア人技能実習生の方にお話をうかがいました。

技能実習生の声~カンボジア人技能実習生
あなたのことを教えてください。
わたしはカンボジアから技能実習生としてやって来ました。今年で22歳です。
日本に来てあと1ヵ月で3年になります。
日本に来た理由はなんですか?
日本が大好きということと、日本人から仕事を習いたいと思ったからです。
想像していたより、日本人は仕事に厳しかったです。
技能実習1号の時、大変だったことはありましたか?
はい、結構ありました。
日本語がわからなかったので、日本人と話ができず、仕事がちょっと大変でした。
道具名がわからなかったり、あとは仕事にもまだ慣れていませんでした。
日本で長く働くモチベーションは何ですか?

わたしの周りの人、特に両親が応援してくれたことがモチベーションになりました。
あとは、貯金をして家族を作りたいという気持ちもあります。
会社の人はやさしいですか?
会社の人はやさしいです。
時々わからないことがあっても、ちゃんとみんな教えてくれますので、なんでも相談できます。
帰国後、日本で学んだことを活かす予定はありますか?
はい、あります。
わたしの家族は板金業を営んでいるので、帰国したらそれを手伝い、ゆくゆくは自分の会社をつくりたいです。
受入企業やこれから日本にやってくる技能実習生に伝えたいことはありますか
受入企業のみなさんへ。
外国人技能実習生に仕事を教える時には、「分かりやすい日本語」で「ゆっくり」「はっきり」説明いただけたらうれしいです。
わたしたち外国人は、やはり最初の頃は日本語がそれほどわかりませんし、仕事にも慣れていないですし、そして日本人の働き方もよくわかりません。
そして技能実習生のみなさん。
日本に技能実習生としてやって来た以上、ある程度の苦労があることは心にとめ、日々努力していかなければなりません。
失踪は、決して問題解決にはなりません。
いっしょにがんばりましょう!
後日譚として
今回お話を聞かせてくれたカンボジア人技能実習生の方は、現在は特定技能として頑張っています。
一時帰国の際、カンボジアで結婚式を挙げてきたそうで、その時の幸せそうな写真を送ってくれました。
おめでとうございます!末永くお幸せに!
