2023年10月1日、最低賃金の改正が発表されました。
現在受け入れている実習生の給料が最低賃金を下回っていないか、ご確認をお願いいたします。

01　最低賃金の改正

2023年10月、最低賃金が改正されました。
現在受け入れている技能実習生の給料が最低賃金を下回っていないか、今一度ご確認をお願いいたします。

また、36協定や変形労働の協定書更新の際、年間労働時間数の変更があった場合、時給計算で最低賃金を下回ってしまうケースがよく発生しています。お気を付けください。

計算式：「 月給 × 12か月 ÷ 年間労働時間 ＝ 時給 」

02　全国の最低賃金

2023年10月より、全国の最低賃金は以下の通り改正されます。

03　最低賃金以上の報酬を厳守しましょう

先日、外国人技能実習機構より「令和4年度外国人技能実習機構業務統計概要」が発表されました。
令和3年度には3,877件あった「技能実習生からの賃金に関する機構への相談件数」は、令和4年度は3,049件と、若干の減少を見せています。

【令和4年度外国人技能実習機構業務統計概要】

しかし「受入れ企業での違反状況」においては、「報酬の支払いが不適切」であるという内容が、違反数第3位の2,302件となっています。

【令和4年度外国人技能実習機構業務統計概要】

賃金の問題は、技能実習生の失踪にも繋がる恐れがあります。最低賃金以上の報酬厳守でお願いいたします。
※賃金変更の際は雇用条件書の訂正・修正が必要になりますので、エヌ・ビー・シー協同組合の担当スタッフまでご連絡ください。

【厚生労働省：地域別最低賃金の全国一覧】