インドネシア人サポートスタッフにインタビューしました

インドネシア人サポートスタッフにお話をうかがいました

今回は、エヌ・ビー・シー協同組合のインドネシア人サポートスタッフにインタビューしました。
毎日の業務内容から業務のやり甲斐や日々気を付けていること、そしてインドネシアに関することまで様々な質問に答えてくれました。

サポートスタッフの業務は、単に企業さまを定期訪問するというものではなく「技能実習制度を適正に運用できているかの確認、監査報告の義務」「技能実習生との相談や日本人社員との通訳業務」など多岐にわたっており、技能実習を健全に行うために極めて重要な役割をになっています。

サポートスタッフ紹介

自己紹介をお願いします

エヌ・ビー・シー協同組合のサポートスタッフのカリナと申します。
インドネシアの東ジャワ出身です。

エヌ・ビー・シー協同組合のサポートスタッフとして働きはじめて、今年で4年目になります。

監理団体のサポートスタッフになったキッカケは何ですか?

日本語学校を卒業して就職活動を行っている時に、ハローワークの説明会に参加する機会がありました。
参加団体の中にエヌ・ビー・シー協同組合の名前がありまして、説明会に参加する前に色々調べてみると、インドネシアをはじめ数多くの送り出し機関と連携し、たくさんの技能実習生を受け入れていることがわかりました。

インドネシアと日本を繋ぐ仕事ですので、わたしがこれまで勉強してきた日本語を活かして活躍できる仕事だと思い、説明会で話を聞いたのがキッカケです。

サポートスタッフの業務

一日の業務の流れを教えてください

インドネシア人サポートスタッフにお話をうかがいました

業務は大きくわけて2つあり、どちらを行うかで一日の流れも大きく変わります。

ひとつは事務的な業務で、これは基本的に組合本部でおこないます。
朝の9時に朝礼をおこない、社内の清掃をおこなってから部員がそれぞれ担当している技能実習生からの相談やトラブルなどを部内で共有し、解決方法などを一緒に考えたりします。
業務内容は日によって違いますが、主に担当企業の情報確認、翻訳作業、電話・メール対応、給与明細の確認などを行ないます。

もうひとつは企業さまへの定期訪問です。
この場合は、当然事務所ではなく企業さまの元を訪問しての業務となります。
企業さまを訪問し、技能実習責任者・指導員の方にお話をうかがうだけでなく、技能実習生にもヒアリングをおこない、様々な書類の確認をし技能実習制度が適正に実施されているかどうかの確認を行ないます。

今(※インタビュー当時)は出入国が制限されていますが、本来であればこれらの業務に加えて技能実習生の入国や帰国の対応も行ないます。

業務上、気を付けていることはありますか?

気を付けないといけないことはたくさんありますが、サポートスタッフとして技能実習制度・労基法・入管法などの知識は必須になりますので、特に法律に関しては注意をしています。

技能実習制度を適正に運用していくためには法律を守ることが大切ですので、企業さまにもご理解頂く必要があります。
そうすることでトラブル対策にもなりますし、企業さまと技能実習生を守ることにつながります。

企業さまと技能実習生の間でトラブルがあったときにはどのように解決しますか?

インドネシア人サポートスタッフにお話をうかがいました

トラブルの内容によって解決方法は違いますが、基本的にわたし一人で対応するということはなく、日本人の上司と相談しながら対応しています。

いちばん重要なことは、慎重にヒアリングし、原因を把握することです。
企業さま、技能実習生どちらかに肩入れをすることの無いように双方からよく話を聞き、両者の関係が崩れないような解決方法を考えなければいけません。
言うのは簡単ですが、実際は結構大変な仕事です。

企業さまと技能実習生が安心して実習をおこなっていくために大切なことは何ですか?

日頃からコミュニケーションをとることと、お互い理解し合うことが大切だと思います。

技能実習生は、言葉や文化も違う日本にやってきて相当不安を抱えています。
企業さまから積極的にコミュニケーションをとっていただき、お互いが理解し合うことができれば技能実習生も安心できると思います。

もちろん、わたしたち監理団体が全力でサポートします。

サポートスタッフの業務のやりがいはどんなところですか?

いま、わたしが担当する技能実習生の人数が多いので、一人ひとりの問題を聞いて解決していくことは大変ですが、企業さまと技能実習生の力になっていると感じるところにやりがいを感じています。

これからも、どのような環境下であっても、企業さまと技能実習生との関係を大切にして、安心してご相談や仕事を任せて頂けるようなサポートスタッフを目指してきたいと思います。

技能実習生としてのインドネシア人

日本語が上手ですが、早く日本語が上達する秘訣はありますか?

インドネシア人サポートスタッフにお話をうかがいました

やはり、たくさん日本語で話すことですね。

わたしも、最初は全く日本語がしゃべれなくて、挨拶しかできませんでした。
でも、はやく日本語で話ができるようになりたいと思っていたので、間違ってもいいから日本語でたくさん話しをするようにしていました。

わたしはもともと留学生として来日したのですが、アルバイト先のお店には他にインドネシア人がいませんでした。
毎日、日本人の先輩にどんどん日本語で話しかけていましたので、それで日本語が上手になったのだと思います。

技能実習生のみなさんも、もっともっと日本語が上達したければ、積極的に日本語で話しかけてみてください。

インドネシアの国民性について教えてください

インドネシア人サポートスタッフにお話をうかがいました

インドネシア人は、親切でフレンドリーな国民だといわれています。
例えば道で困っている人がいれば、知らない人でもすぐに助け合うなど、協調性があると思います。

一般的に、インドネシアはイスラム教のイメージが強いといわれます。
確かにイスラム教が85%以上ですが、他にもキリスト教、カトリック教、ヒンドゥー教、仏教などもあります。
イスラム教のルールには、・豚肉を食べない、・お酒を飲まない、・一日に5回のお祈り、があります。
そんなルールがあると「日本で生活するのは大変じゃないか」と思う方もいらっしゃると思いますが、実際に日本で生活している技能実習生に聞いても、そしてわたし個人の経験としても、今までイスラム教のルールで困ったことは一切ありません
むしろ豚肉を食べない、お酒を飲まないからこそ健康的でいられると思いますし、酔っ払って喧嘩したり、ご近所さんに迷惑をかけたりすることもありません。
イスラム教徒は小さい頃から厳しいルールで育てられていますので、日本のルールにも順応しやすく、ルールもしっかり守れると思います。

注意すべき点は、インドネシア人は日本人ほど時間に厳しくないことですね。
ちょっとルーズなところがありますので、それに関してはしっかり教える必要があると思います。

一日5回のお祈りに関しても、面接の時にきちんと説明すれば、例えば仕事の時間中にはお祈りできないとか、そういったことはみんなちゃんと理解できると思います。
断食の時期も同じで、それはちゃんと事前に面接の時に説明しておけば大丈夫です。

忙しい業務の合間を縫ってのインタビュー、ありがとうございました。
おかげでインドネシアのことがすこし身近に感じられるようになった気がします。

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