組合員さまインタビュー

【日本語教育のミホン】ご担当者さまにお話をうかがいました

【日本語教育のミホン】ご担当者さまにお話をうかがいました

以前お伺いした「100年企業」の組合員さまで、自社で日本語勉強会を開催しているというお話をうかがい、早速ご担当者さまにお話を伺ってきました。

日本語勉強会のご担当者さまにお話をうかがいました

週に一度、日本語勉強会を開催されているそうですね

建設現場での作業が主なのですが、日本語でコミュニケーションが取れなければ危険な場面も多々あります。

ですので、一日も早くコミュニケーションが取れるように日本語の勉強をがんばってもらっています。

配属されて1年もすればだいぶ変わりますね。

入ったばかりの頃は全然通じなくて困ることもありますが、たった1年でも本当に見違えるほど変わります。

勉強会には実習生のみんなも積極的に来てくれているんですね

業務の関係で開始時刻に遅れたりする子たちもいるんですが、そういう子にはやっぱりこちらも心配して個別に電話して、ちゃんと来られるか確認します。

可能な限り来てもらうようにお願いしているんですよ。

もちろんそれぞれ事情があって休む場合もあったりするんですけれど、その場合はもちろん理由を聞いて、できるだけ参加してもらうようにしています。

日本語勉強会のカリキュラムはどのように組まれていますか?

ずっと先まで「この日はこれをやる」という風に決めてしまっているわけではないです。

例えば、これまで漢字の勉強が多かったから今回は文法にしようとか、そういうふうな配慮とか工夫などはしています。

勉強会は小テスト形式で、毎回制限時間15分くらいを設けているんですが、だいたい10分くらいあればみんな解けてしまいます。

みなさんの勉強意欲はいかがでしょうか

「勉強会」と聞くと大変そうですが、そんな固い雰囲気のものではなく、和気あいあいと気軽に参加してくれています。

勉強会の内容も小テストが主なので、学習効果だけを考えれば違う方法もあるかもしれませんが、まずは気軽に参加できる雰囲気で開催することで、勉強会への参加のハードルも下がりますし、日本語学習のモチベーションも上がっていくと思っています。

みんな楽しんで参加してくれていますし、非常に有意義な勉強会だと感じています。

実習生の日本語能力には個人差があると思いますが、勉強会では何か工夫されていますか?

小テストを採点し終わった後に、マンツーマンで指導しています。

ここを間違えたんだよ、こういう理由で間違えたんだよ、と、本人が納得できるまで教えています。

ひとりひとりマンツーマンで指導するのは大変ではないですか?

やはり大変です。

時間もかかりますし、我々の部署だけではかなり時間がかかってしまうので、別の部署の人にヘルプをお願いしたりもしています。

ただそのことで、実習生の子たちも他部署の人とコミュニケーションが取れますので、やはり有意義な時間になっていると思います。

技能実習生の日本語教育について

自社で日本語教育をするにあたって、苦労したことはありますか?

N2の問題になってくると、日本人でもどっちが答えなんだろうなんて思うような問題もあるんですよ。

そういう時はいい加減なことを教えてしまうとよくないので、ちゃんと答えを調べて教えるようにしています。

採点者からも、この問題はどうなんだろうね、なんて私にも聞かれたりすることがあって、そういった対応もあったりします。

本当に優秀な子は「よくこんな難しい問題が解けるな」なんてことも結構あります。

「日本人でもこれは難しいよね」なんて話にもなります。

勉強をがんばってくれて、日本語が上手になってくれたからこその苦労ですよね。

自社で日本語教育をすることで、日本人社員との関係もよくなったりしますか?

他の企業様と比較はできないですけど、コミュニケーションは積極的に取れている方だと思います。

日本語の上達の過程で、「読むのは上手だけどうまく話せない」「会話はできるのに読み書きは難しい」といったことはありますか?

会話は不自由なくできるのに、テストはいまいちできない子とかはいますね。

文法はあやふやな部分があるけども、会話は問題なく通じるということも多いです。

だから、あれだけしゃべれるのになんでテストはできないんだろう、なんて悩まされることもあります。

文法が苦手だということを本人にも認識してもらって、勉強会でしっかりフォローするようにしています。

勉強会の他に宿題などはありますか?

宿題はないです、基本的に。

ただ、勉強会の時に、このへんをもっと勉強しておいてね、と自主的な勉強を促すようにしています。

やはりみんな時間が経つにつれて成長が見られますね。

ずっとしゃべれないままって子はいないですね、ほぼ。

1年もあれば意思疎通ができて、コミュニケーションもとれるようになってきますね。

業界での「専門用語」があると思いますが、そういった用語の学習はどのようにされていますか?

ベトナム人技能実習生のために作った保温業界のテキストがありますので、それをつかって勉強してもらっています。

改めて、自社で日本語教育をされてよかった点はなんですか?

建設現場は危険がつきものなので、もし日本語の意味が分からずに危険な箇所に入ってしまって、それで事故が起きたりしたら取り返しがつかないですよね。

今、普通に意思疎通ができてコミュニケーションがとれていて、そのことが社内では当たり前みたいな空気になっているので、あまりありがたみを感じることはないのですが、もし日本語勉強会をやっていないくて、それが原因で悲惨な事故に巻き込まれていたかもしれないと考えると、本当にやっていてよかったと思いますね。

もちろん、完璧な文法で完璧な発音で、というわけにはいきませんが、わたしたちの言っていることの8割9割は理解できているようです。

N2、N3のかたや、配属後間もないかたもいると思いますが、共通言語は何になりますか?

配属から間もない技能実習1号の子は、どうしても日本語が未熟な部分があるので、ベトナム語でやり取りしている場面もよく見かけます。

ただ、原則として日本語で話してもらっています。

例えば、わたしにベトナム語で話しかけられても、まったく理解できませんから(笑)。

今後の日本語教育について

日本語勉強会での達成目標やゴールはありますか?

(例えばN1などがありますが、)もちろん上を見ればキリがないですけれども、N2もかなり難しいですからね。

合格できたら本当にすごいことだと思いますね。

N3も、彼らの努力の成果だと思います。

配属間もない実習生の中には意思疎通すらままならない子もいますが、そのときはひたすら日本語でコミュニケーションをとりますし、日本語勉強会にも参加してもらいます。

やはり本人にも焦りがあると思うんですよね。

先輩の実習生があれだけ日本語をしゃべっているのに自分はしゃべれない、自分もああなれるのか、とか。

たぶんそういった焦りは絶対あると思うんです、このままではダメだみたいな。

日本語ができないのに現場に出るのは非常に危険ですし、現場側が入場を断る場合もありますから、そういった状況にあることを本人にも自覚してもらって、日本語学習をしっかり頑張ってもらっています。

エヌ・ビー・シー協同組合について

エヌ・ビー・シー協同組合の評価などがありましたらお願いします。

実習生たちの勤怠管理などの事務的な作業時に、わからないことを質問すると専門家としての的確な返答やアドバイスがもらえますので助かっています。

今後エヌ・ビー・シー協同組合に求めること、望むことはありますか?

実習生の子たちに、日本語学習の予習復習をするように促してもらえるとありがたいです。

今、宿題をだしていないのは、日々の実習の負担にならないようにとの思いがありますし、実習生ひとりひとりの自主性を重んじたいところもあるので、あまりそのことについては言わないようにしています。

ただ、前回勉強したことが、次の勉強会でキレイに抜けてしまっていることもありますので(笑)。

実習生ひとりひとりにベトナム語の解釈付きのテキストも渡していますので、そのあたりをサポートしてもらえると助かります。

今回は、自社で日本語勉強会を開催している組合員さまの、ご担当者さまにお話をうかがいました。

お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

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